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のべれびゅ
ラノベレビュー
あしたびより 1
あしたびより 1
雨森 麻杜
「メイドのルシアが、幾度となく日記に書き綴った言葉。「友達なんていらない」。なぜなら、みんな明日には他人になってしまうから。彼女は真夜中になるたびその日の記憶を失う。日記を読み返し、変化のない日常に絶望することが彼女の人生だった。しかし、不器用な魔術師イルクと出会った日を境に、ルシアの日記は明るい明日を探し始める。不器用な少年と、希望を見失った少女が織りなす、儚い恋の物語。」

何から何まで読みにくい作品。

戦ったり、記憶失ったり、戦ったり、戦ったり。
戦闘で自分からヒントを出しておきながら、タネがバレると途端に焦り窮地に陥る主人公に珈琲噴出。

説明する気も活かす気も無い割には、やたらと設定が多い。
「主人公の五感が鈍い」という、活かす為に出てきたような設定すらも全く話に活かされない…どころか無かった事のようにされていたりするのは…。

ルシアが記憶を失う関連で"泣かせる"というシーンがありますが、
"記憶を失う悲しさ"の具体的な描写が無いので、悲しさが伝わってこず、感情移入がしにくいです。メインテーマをないがしろにしてまで、戦闘シーンを多くする必要があったんだろうか。

しかし、メインキャラ2人のルシアとイルクという名前。
男、女どっちがどっちの名前だったか混乱するド低脳の自分。いや、これが案外解りづらいんだ。


TOY JOY POP
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浅井 ラボ
「福沢礼一は退屈だった。世界には流言飛語が溢れてる。「現世は神の怒りにより、間もなく滅びる」「手足をボキボキに折る関節ババアがいる」などなど。でも、現実に福沢の周りには何も起こりはしない。「フク、そろそろ死ねば?」「言葉って暴力だよね」。ただひたすらに駄弁るだけの5人の男女。彼らの中で周囲で暴走する、通常で異常なミステリー・シンキングタイム。」

ひたすら駄弁ってます。がそれだけで面白い。

福沢礼一と山崎椎菜(左から2番目)が何とも良いキャラ。
話の内容とそして掛け合いが面白く、共感する内容も非常に多い。

他3名の「関節ババア」、「売春クラブ」、「瑛子と真央の関係」の話は、正直どうでも良い。確かにイカれてる事はイカれているのだけど、ありきたりで普通のイカレ方。

「自分には何も起こらない」
それに対するフクなりの解が出るも、投げっぱなし気味でやや微妙。フクのような考えを持つような人なら、あの程度の結論、当の昔に出した上で悩んでるんじゃないだろうか。

中盤以降はとくに暗めの話を展開するも、終わり方は良く、読後感は良い小説。
フクと椎菜の掛け合いを見る為だけに買ってみるのも良いかもしれない。その価値はある筈。読み切り。