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のべれびゅ
ラノベレビュー
ときむすび
ときむすび
築地俊彦
「普通の高校生、千波タクトは、幼馴染みの秋条真衣亜の好意を知りながら、彼女の姉で才色兼備の果璃絵に想いを寄せていた。ある時、果璃絵の様子がおかしいことに気づいたタクトと真衣亜は、その原因を探り出そうとするのだった。しかし、その行動が2人を、さらに周囲の人間を不可思議な出来事に巻き込んでいき、そして運命の祭りの日を迎える…。届かない想い、どうにもならない愛を、静かにファンタジックに奏でる青春ストーリー。」

普通。
高校生男女の恋愛が展開されるも、買う程の物でも無かったかなぁ。
と思ってたら最後の最後に今までの伏線を一気に回収し、これは。という展開に。

と思ったら結末でやっぱり駄目でした。ハッピーエンドではなかった。という理由ではなく。


“文学少女”と飢え渇く幽霊
“文学少女”と飢え渇く幽霊“文学少女”と飢え渇く幽霊
野村 美月
「文芸部部長・天野遠子。自称“文学少女”。彼女は、物語を食べる妖怪だ。彼女の後輩・井上心葉は、常に彼女に振り回され、「おやつ」を書かされている。そんなある日、文芸部の「恋の相談ポスト」に「憎い」「幽霊が」そして数字を書き連ねた謎の紙が投げ込まれる。心葉を巻き込んで調査をはじめる遠子だが、見つけた「犯人」は、「わたし、もう死んでるの」と笑う少女で!?」

今回はエミリー・ブロンテの「嵐が丘」を題材に話が展開。

遠子先輩は相変わらず何とも良いキャラで
1巻で出番の余り無かった琴吹ななせも相変わらずのツンデレだったり、何だか含みのある展開を見せたり。姫倉麻貴も一応、物語に絡んできます。

前巻でも思いましたが、心葉の美羽関連の過去の話的に
遠子先輩と出会ってから作文を書き出すまでの流れに少し引っかかる物が。

終わり方…遠子先輩と心葉の場面も素晴らしく、読後感が良い小説。次巻にも期待。


“文学少女”と死にたがりの道化
“文学少女”と死にたがりの道化“文学少女”と死にたがりの道化
野村 美月
エンターブレイン
「天野遠子。彼女は、物語を食べちゃうくらい深く愛している。自称“文学少女”。いちばんの好物は、肉筆で書かれた物語で、彼女の後輩、今はただの男子高校生・井上心葉は彼女に振り回され、「おやつ」を書かされる毎日を送っていた。そんなある日、文芸部に持ち込まれた恋の相談は、思わぬ展開へと―。」

絵に惹かれた感じで購入。
ぴよぴよキングダム(Amazon)」の頃から気になってましたが、絵師の竹岡美穂さんの絵の色使いが綺麗です。
天野遠子と琴吹ななせに萌えたりする。特に天野先輩のキャラはかなり良い感じ。

読み進めて知ったけど、どうやら「学園ほのぼの系」では無いようで。
「ミステリー」っぽい展開になっていくんですけど、でも「ミステリー小説」でも無く…。
読み終わってからシリーズ作品と知りましたが、それにしても次巻以降を想定した伏線・キャラ出しが目立ちます。

太宰の「人間失格」と絡ませた話を展開し、そこそこ面白かったのですが、
物語・文学を愛し、食べる先輩」と「14歳の元美少女覆面作家の主人公」…という設定に期待した自分には残念。その辺りの設定をちゃんと活かした場面が無いので。

未読の人は太宰の「人間失格」が気になって仕方がない一冊だと思う。
そして自分は次巻以降の琴吹ななせ(ツンデレ)が気になって仕方がない。