のべれびゅ
ラノベレビュー
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放課後限定勇者さま。
放課後限定勇者さま。
七飯 宏隆
「『将来の夢はニート、もしくは引きこもり』である主人公・格里終夜は、なぜか突然異世界に召喚された。いかにもファンタジー世界な宮殿の中で、美少女から、「ともに魔王を倒してくれ」と誘われた。話を聞いてみると、どうやらぼくは勇者らしい…って、なんだ、このベタな展開は!?てか、ぼくはニート志望の高校生なんだけど。―そんなニート“勇者”が世界を救う!?学園×異世界で贈る露出系ハイブリッドストーリー!!」

異世界に勇者として召還される主人公・終夜。
仲間である他の勇者達の姿をいつも幻視で視ている姫・レイルーシカはそんな終夜を見て、呟く。
「……どなた?」

タイトルや口絵などから、魔王とかスルーして適当にハーレムしてる話だと思ってただけに、前半はコメディ、後半はシリアスとちゃんと作られてて何か驚いた。微エロシーンも時々入ってるけど、普段のヒロインの服装が一番エロいから困る。

レウルーシカのお付きのレギンレイヴ族――10匹ほどの見た目は猫である彼らが良かったなぁ。
この世界の「猫」などという愛玩動物とは違い、高貴な存在であるらしい彼ら。世間知らずでお人好しなレウルーシカについ魔がさしてエロスな事をしようとする主人公に目を光らし、常に上から目線。しかし、某動物まっしぐらなアレに、そうと知らず夢中になる姿が非常に可愛い。猫かわいいよ、猫。…イラストが不細工なのがアレだけど。

住人が死にまくった割りに、すぐにその世界から離脱してしまったのが何ともあっけなくて、ちょっと寂しかったり。最終的に主人公の能力が万能すぎる気もするけど、大丈夫なのかな…。伏線もかなりちりばめられているのでまだまだ解らない事だらけ。次巻も期待。

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クリスナーガ
クリスナーガ
小林 三六九
「真っ暗闇な場所で目覚めた“ぼく”は、自分の名前すら思い出せなかった。そんな“空っぽ”状態で「クリスナーガ」という世界に放り出されたぼくは、偶然手にした本から黒ずくめのゴスロリ少女を召還してしまう。このやけに態度のデカい暴力チビ女─イヴは、かつてこの世界を救った「伝説の戦乙女」らしい。そんなこんなで、気づけば救世主(の下僕)扱いされてしまったぼく。やがて、この世界を揺るがす大事件に巻き込まれ…?」

…微妙にスベってる気がしないでもない。
<存在矛盾>であるらしい主人公・クロムの存在を主軸に話は展開。存在矛盾、存在矛盾と何か騒いでる訳だけど、別に何があるってわけでもないので、全く興味が持てず。話が進むにつれ出てくる多くの専門用語とその説明も、聞いた所で何があるって訳でもないので、これまた興味が持てず…と、いまいち空回りしてしまってる印象。
あらすじから主軸だと思った「世界を揺るがす大事件」も、結局ああいうアレでちょいと残念。

そういえばゴスロリ魔女っ子・イヴの下僕的御主人になったクロムだけど、何故かイヴそっちのけで眼鏡メイドのエレにばかり絡んでいく。いつまで脇役とダラダラやってるんだと思っていたら実はそのメイドが真のヒロインだったりして珈琲噴出する。
先入観のせいもあるけど、終盤手前でようやく気づいた…。「召還されたゴスロリ魔女っ子」と「眼鏡メイド」じゃあ、ゴスロリ魔女の方に目が行っちゃうもの。帯とあらすじでもゴスロリ魔女の事しか書いてないもの。書いてないもの。

多分完結。啖呵を切るイヴは非常に格好良かったです。


MIB(Maid in Black)
MIB(メイド イン ブラック)
柏葉 空十郎
「ある日、星人の家にUFOが落ちてきた。出てきたのは黒ずくめのメイド服に身を包んだ少女・アリア。自分達の存在を口外するなまではよかったが、馬鹿扱いされののしられ、人体実験まがいのことまでされる始末。そして学校にまで、星人を見張るため悪魔は転入してきた。だが、学校には星人の幼馴染みの美希がいて、転校生VS幼馴染みの戦いが勃発するのだが!?やりたい放題の暴走ラブコメ!」

MIB。Maid in Black。
別に期待していなかったけど、メイド成分は皆無。それでも何かしらのメイド要素はあるだろうなとは思ったけどさ…。まぁ、メイド服は出てきてましたよ、と。

人類を滅ぼそうとする宇宙人とそれを阻止しようとする宇宙人。UFO研究家の父が味方の宇宙人から預かった「ある物」の行方を息子・星人に託すが、星人にはその隠し場所に見当もつかず―と。

読んでも読んでも、その「ある物」が見つかる気配は無く、一向に話も進まない。これは一体…?と首を傾げていたら読み終わった。あらすじ見るにラブコメだったらしいけど、そのラブコメらしき部分は読んでいて何一つ心に響かなかった。VS幼馴染云々も、かなり初期で「アレ」だと解ってからは楽しめず。

何故か読後感は悪くなかったけど、伏線回収の心地よさが大きいからかな。本筋と登場人物自体にはいまいち魅力が無い為、次巻が出たとしても…。


ご主人様は山猫姫 辺境見習い英雄編
ご主人様は山猫姫 辺境見習い英雄編
鷹見一幸
「エリート一家の落ちこぼれ、晴凛がようやくありついた仕事は異国の姫君の家庭教師。シムールの一支族の末姫、ミーネ。まだ13歳のあどけない、おしとやかな姫様―ではなく、わがままで気に入らないと暴れまくる超問題児。人は彼女を山猫姫と呼んだ。振り回される晴凛だが、なぜかミーネ姫に気に入られる。一方、和平を結んでいたシムールが帝国に宣戦布告を。板挟みな晴凛だったが、これが英雄への第一歩で!?」

山猫姫…。亜人だと思ったのだけど、単なるあだ名なのね。
それは置いとくとしても、主人公・晴凛に懐いてからはミーネの山猫ぶりが随分と薄れてしまった。あらすじの「山猫姫に振り回される青年」という所に惹かれただけにちょっと残念。ミーネ登場時のインパクトが大きかったのもあって、その部分に期待しすぎたなぁ…。

19年落ちこぼれだった晴凛が、短期間で鬼神の如き名射手になり、珈琲噴出。何という成長速度…というか19年間何してたんだよ。いやまぁ、はなから落ちこぼれってのは“設定だけ”臭かったけども。そして皇伏龍は、いまいち頼りになるのかならないのか分からない。まだまだこれから成長していくのかな。

まぁ、過去に帝国とシムール族の間で100年続いた戦争。それを再び起こさない様、何年もの歳月をかけて友好な関係の為に動いていた男・弦斉の意思を継いで奔走する晴凛の姿は読んでいてなかなか面白かったですが。

これから一体どうなるのか…思いっきり途中で終わっているので、次巻も期待。


とある魔術の禁書目録17
とある魔術の禁書目録(インデックス)17
鎌池 和馬
「イギリス清教『必要悪の教会』最大主教・ローラ=スチュアートによって『禁書目録召集令状』が布告された。フランスとイギリスを結ぶユーロトンネルで起きた爆破事件を、英国『王室』と共に調査せよ、という任務だった。その命を受けたインデックスと彼女の保護者・上条当麻は、イギリス行きの飛行機に搭乗するが機内では謎の人物がハイジャック計画を進めており…!事態解決を図る上条の運命は如何に!? 」

「しかし、神裂の堕天使エロメイドは本当に需要があるのだろうか」

あれ…?
SS2の終わりがそのまま17巻のプロローグとなっているのだと思ったら、どうも違うようで。
話が進んでるのか進んでないのか…まぁとにかくイギリスがえらい事になっている。「王室派」「騎士派」「清教派」のトップが集って何やら不穏な動きを見せ、最後は何だか熱い展開っぽい感じに。正直、何でこの人が出てくるのか全く思い出せないが、16巻を読み直せば解るんだろう。多分。

インデックスの事で上条さんブチ切れな訳だけども、インデックスは相変わらず空気です。
そういえば最近、天草は戦闘でも五和がメインを張り出して、建宮好きの自分としては淋しい所。五和が前面に出ると戦闘が派手になっちゃうんだなぁ…。そして申し訳程度に出てくる御坂に涙する。


とある魔術の禁書目録SS2
とある魔術の禁書目録(インデックス)SS2
鎌池 和馬
「ジーンズ切り裂き魔を追う神裂、ヘンテコ魔草売り少女と出会う上条刀夜、微妙な強さの超能力者・ナンバーセブン、殺人を決意した少女の前に立ちはだかる『御坂』と名乗る男性、『魔神』になれなかった優しい男、半蔵に恋する少女・郭ちゃん、初春に挑戦するハッカー少年、血液型占いに夢中なミサカシスターズ、絹旗と映画デート(!?)の浜面…あのキャラたち&新キャラが大活躍。本編を補完するSSシリーズ第二弾」

異常にキャラが出てきたなぁ…。
22話構成で1話10ページ程度の尺。短すぎる+新キャラにどたばたされても正直物足りないんだなぁ…。学園都市の日常というか空気を感じることが出来たのは良かったけども。
一応本編に重要っぽい単語や次巻へのプロローグも入ってるんで読んでおかないとアレです。

という事でレベル5の第7位・削板 軍覇が登場。何という昔の主人公…熱いキャラです。
これでまだ登場してないレベル5は第5位の心理掌握<メンタルアウト>と第6位。心理掌握の方はもしやあの時のあやつだろうか、と勝手に見当をつけてみる。

何やらミサカ達にも新たな伏線が出てきたり。御坂父も裏で飛び回ってたりで次巻も期待。


機械じかけの竜と偽りの王子
機械じかけの竜と偽りの王子
安彦 薫
「奴隷のイアンは、戦場から逃げる際に、目の前に現れた“リュクサリア王家の正統な血を引く者にしか動かせない”はずの機巧鎧エリュシオンの操縦に成功する。その“偶然”が、首都を奪われたリュクサリア王国の貴族ヴィクトの目にとまり、イアンの運命は変わり始めた。一方、王女フランシスカはイアンを腹違いの兄と信じ込み…。機械じかけの巨大兵士―機巧鎧が斬り合う戦闘。出生の秘密。決戦機なる謎の存在―物語の幕が今、開く。」

電撃で続く、ニセ王子系――「タザリア」「烙印の紋章」はなかなか面白かった。
と言う事で、イラストにも惹かれ購入。

上の2作品と違うのは、主人公・イアンは野心も知恵も無い平凡な元奴隷の青年という点。
特に目的も無いので、臣下の言う事にひたすら従い続ける。…何という傀儡状態。流石に現時点では何の魅力も感じない。
王女・フランシスカは偶然出会ったイアンを、幼い頃に会った義兄・アルトゥールだと思い込むのだけど、その辺り特に話は広がらない。むしろ広がらなさすぎて、わけが分からない。
当然考えるであろう、疑問に感じるであろう、という事をスルーしていくフランシスカにざわざわする。

描写の説明が細かく書かれすぎて、戦闘描写は分かりにくく、全体的にテンポも悪い。
戦争パートに押されて余裕が無いのか何なのか、主要キャラの心理描写も首を傾げるものが多い上に、そもそもほとんど展開されなかったのが何とも。

1巻の時点ではまだまだ王道中の王道。
主人公がニセ王子である意味すら無いので、次巻でどうなるか。




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