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ラノベレビュー
イチゴ色禁区3 春の禁区のその果てに
イチゴ色禁区3 春の禁区のその果てに
神崎 リン
「玉城家が求める“完全なる平和”に疑問を抱いた正樹は、玉城の秘密を探るべく長の孫の美代を使い調査を進める。一方、正樹とケンカ中の従妹の亜美は、玉城の政略結婚に巻き込まれていた。強引な婚姻の阻止を図る正樹だが、毎夜見る“夢”に出てくる謎の男から「玉城のない平和な世界を創るため、禁区へ向かう」と告げられ!?禁じられた平和の果てに再会する、亜美と正樹のイチゴミルク・デスティニー。」

「おかげさまで『イチゴ色禁区』も最終巻」
打ち切り。珈琲噴出。

…犬神?そんなの出てきたっけ。普通に主要キャラと絡んでるが全く記憶に無い。まぁ読んでる間は亜美かわいいよ亜美。こまさんこまさん。だった訳で覚えていなくても何ら不思議な事では無いんだ。
という事で問題無いかと読み進めるも、話に妙に関わってきだしたので、1巻2巻を再度パラパラと読んだ。出てこなかった。

仕方なくあとがきを先読みすると、やはりザスニ短編に出てきたキャラらしい。ザスニまでは読んでないなぁ…というか無理に出さなくても。っていうか今巻で最終巻なんですけど。
そして何だか亜美がエロキャラと化している。エロスな正樹に顔を真っ赤にして怒る亜美は一体どこに。キャラ分け的にどうなのよって思ったけど最後だから良いのか。…良いのか?

そして少し話は急ぎ足…と思ったら、某人が突然超展開の真相を語りだし完全に置いてきぼり。一応こまさんの事や全体通しての真相が明らかになったのは嬉しかったですが。
相変わらず本筋の出来は良いとは言えないのだけど、亜美かわいいよ亜美。こまさんこまさん。な訳で――まぁ、別に良いんだ。

だからこそあのラストはちょっと物足りない気はしますが…。次作に期待。


純情感情エイリアン2 僕の愛は海よりも深く
純情感情エイリアン2 僕の愛は海よりも深く
こばやし ゆうき
「夏休みをひかえた地球防衛部に届いた招待状。OBの新井博士が、防衛部の夏合宿のために海辺の研究所を貸してくれるんだって。海とくれば水着ですね、桃先輩!!…でもオイシい話には裏がある。博士は、合成生物の実験材料に僕を使おうとしてたのです!間一髪、桃先輩が助けてくれたのですが、今度は突然現れた男たちに桃先輩が誘拐されてしまった!!いったいこの合宿どうなるの!?想定外のハプニング・ラブコメディ第2弾。」

合宿に行ったり、謎の敵に襲われたり、変身したりします。

もう、桃先輩はこういうキャラで良いのか。
1巻の涼宮ハルヒっぽい登場シーンや物言いが凛々しかっただけに、どうにも今のデレデレキャラがしっくり来ない。

前巻で主人公・赤城と桃先輩の仲がやたら展開が早かったので、2巻ではどうなるのかと思えば、赤城は1巻途中からの記憶が消え、相思相愛という事を確かめ合った事も忘れ…と。
桃先輩は仕方ない事とは思いつつもそれに怒り、失った記憶の内容をぼかしつつも、また赤城が思い出さないか持ち出すのだけど、結局相思相愛であることは変わらず、二人のノリも前巻と何も変わらずで、うーん…と。一応、次巻に期待。


純情感情エイリアン1 地球防衛部と僕と桃先輩
純情感情エイリアン1 地球防衛部と僕と桃先輩
こばやし ゆうき
「高校入学初日、部活紹介で壇上に上がった麗しの桃先輩。彼女に運命を感じた僕は、すぐにその地球防衛部へ入部。あらゆる外敵から地球を守る防衛部の訓練はとってもハード!でも桃先輩がいるから頑張れる。そんな僕のクラスに転校してきた天野さんは僕をしきりにオカルト部へ勧誘するんだけど、そこに怒った表情の桃先輩が現れて…これってもしかして三角関係ってやつ!」

人物把握もままならない内に、地球防衛部のOB達との親睦会が始まり少し混乱。
主人公のツッコミ調一人称語りにかなり癖があり、慣れるまで時間がかかるかも。

転校生にオカルト部への入部を薦められる赤城。それを見かけて憤慨する桃先輩。
てっきり部員を奪われる事を危惧したのかと思いきや、次の場面で桃先輩が赤城の事を好きになっている。そんな描写全く無かっただけに随分と驚かされた。というか意味が解らない。

絵の雰囲気は柔らかいですが、エイリアン絡みの話はややグロテスク。
ただ終わりを迎えるにつれ、敵エイリアンの存在がどんどん空気になり、そのままぼんやりと倒されてしまったのはちょっと残念。

萌え要素も必要と感じたのか、恋愛方面の展開がやたらと早い。
序盤では凛々しかった桃先輩が、最終的に軽くビッチの域になっている事に驚愕する。
最後はちょっと続きが気になる終わり方。一応次巻に期待。


サバキの時間 SLEEPLESS SHEEP'S JUDGE
サバキの時間 SLEEPLESS SHEEP'S JUDGE
本保 智
「人類最凶の悪運の持ち主・伊吹綾香。彼女の悪運は死者までをも呼び込みバスジャック事件に巻き込まれてしまう。そんな彼女を救ったのはサバキと名乗る少年。彼は輪廻転生を司る地獄の裁判官として、涙目になる綾香をエサに死者を転生させていくが、冥界転覆を企む強大な敵が街を死の海に変え始める。そして彼女の親友も…。裁きの鎌は悪しき輪廻を断ち切れるか!?「法廷、召喚!」期待のヘルズアクション、いよいよスタート。」

キャラ紹介で軽くネタバレしてる訳ですが、それは置いといて。

霊と見紛う程の重い「カルマ」を持つ不幸続きの女の子――伊吹綾香。なんですが…比較対象の“霊”には「カルマ」のせいで不幸が降りかかる…みたいな事は一切無く、自由気ままに好き勝手な行動。
ヒロインである綾香に降りかかる不幸も「ドジっ娘」で済ませられるレベルのモノだったりで、いまいち「カルマ」というモノが空気だったりする。

敵に魅力が感じられないのと、山場といえば同じ展開の繰り返しなので、いまいち盛り上がらず。
というか、敵が自分の仲間を増やす必要全く無かったなぁ…。
むしろ増やしちゃったせいで負けたわけだけど。

いまいち引っ掛かるものはありますが、霊達の法廷シーンは悲しく切ない話。
次巻が出るのが不鮮明の割には、やたらと伏線が目立ちますが…次巻は…。


レンズと悪魔1 魔神覚醒
レンズと悪魔1 魔神覚醒
六塚 光
「「契約しないのか、氷結の魔神と?八眼争覇が始まるぞ」美貌の首都に帰還したエルバに次々と襲いかかる悪魔召喚士。それは奇妙な紋様が刻まれたレンズを装着して独自の生体装甲を召喚した異能者だ。危ういところでエルバを救った少女テッキは、番外地に建つバベルハイズ博物館へと誘う。そして、エルバが片瞳に隠し持つレンズ―父の遺物を覚醒させ、ともに戦えと迫るのだが…!?無限闘争の火蓋が今、切って落とされる。 」

主人公が軽くDQNだった為、終始少し引っ掛かりつつも読了。

「父の仇を討つために、八眼争覇に参加」
という物語の基盤、父の仇討ちというものに自分は全く興味をそそられず。主人公の亡き父に魅力が無い。というのもあるんでしょうが、初っ端から仇討ち云々言われても、どうにも置いてきぼり。

そして巻き込まれる事になる「八眼争覇」は、まぁぶっちゃけ「聖杯戦争」な訳ですが、それだけにこの「八眼争覇」の、ぬるさ・ゆるさが目に付いてしまい、どうも全体の話に乗れず。

続き物前提の1冊目。ということで、これからどうなっていくのか解りませんが…。


イチゴ色禁区2 秋の神具の奪いかた
イチゴ色禁区2 秋の神具の奪いかた
神崎 リン
「正樹。私を誘拐しちゃって!」…んなバカな!?なのに俺は結局、亜美と玉城一族長の孫・美代を誘拐した罪で神社仏閣を管理する「玉城一族」に追われる身に。もともとは長から依頼された任務―玉城の神具“心惑いの玉”を新設の神社に届ける―のための狂言誘拐だったのに。どうやらこの神具には玉城の、そして俺たち二人を巻き込む陰謀が渦巻いているらしく!?」

正樹の妄想の暴走が前巻に比べ大人しくなり、比較的読みやすくなっています。
ちょっと大人しくなりすぎな気もしますが…。

辻褄が合わないというか、どうしてそういう事になるのか、というか…。
それは置いとくとしても、相変わらず話の山場でさえ一切盛り上がらない内容です。

「本筋は酷いので亜美やこまさん達とのやりとりだけに期待したほうが良いかもしれない。」

ということを1巻感想の最後に書こうと思いましたが、
伏線丸投げでどうも2巻が出るのが確定していたような終わり方だったので、とりあえず2巻を読んでみてから…と思っていたら、伏線は未だ曖昧で、本筋は1巻を超える酷さだったりで。
いや、本筋以外は良いんですよ…。あのほのぼのともどかしい雰囲気やらは…。

そういえば1巻でいまいち存在意義がよく解らなかったこまさんが良い感じに目立ってます。


イチゴ色禁区1 夏の鳥居のむこうがわ
イチゴ色禁区1 夏の鳥居のむこうがわ
神崎 リン
「正樹いくよっ!」…亜美、女の子がイクというのはどうかと思う―とか考えながら向かってるのは派遣先の神社。そう俺たちは神社仏閣を管理する“玉城一族”の血をひく神子なのだ。毎年お盆のこの時期、退魔仕事を果たすはずが、鳥居の先で待ち受けていたのは幼い迷子の女神!?しかも記憶喪失!?この夏から始まる亜美と正樹の甘くてクールなイチゴミルクデスティニー!」

何という置いてきぼり小説。
戦ったり、ロリと話したり、服買ったり、拗ねたり、戦ったりする。

妄想の暴走や語りが、終始スベり気味の主人公・正樹が少し微妙ではあるけど、そんなあっちへフラフラ、こっちへフラフラな正樹に拗ねてみせる亜美との組み合わせの雰囲気は良かった。

女神の記憶喪失の謎や主人公の過去が絡んだ話を展開する割には、それらが明かされていない為、山場でも全く盛りあがらず置いてきぼり。「奈須きのこ」のような手法も、やりすぎ+説明無しで、ただ単に読みづらいだけの文となっていたり。

多くの謎が謎のまま2巻へと投げられるので、読後感は良いとは言えませんが、最初から2巻想定という事で今巻は上巻。とか考えてみます。許嫁のあの人は何しに出てきたんだろうか。